今月のJC An agonistic anti-BTLA mAb (3C10) induced generation of IL-10-dependent regulatory CD4+T…

今月のJCはAn agonistic anti-BTLA mAb (3C10) induced generation of IL-10-dependent regulatory CD4+ T cells and prolongation of murine cardiac allograftについてです。

免疫抑制作用のあるアゴニスト抗BTLA抗体、3C10を使用し、MHC不一致マウスの心移植片の生存期間が延長されています。

また、各種実験により3C10投与マウスでCD4+CD25+Foxp3+細胞集団が増加、IL-2およびインターフェロン-γの産生は抑制、IL-4およびIL-10は増加しました。

よって、3C10は同種反応性T細胞に対する抑制作用とIL-10依存性の制御性CD4 T細胞の誘導作用により,急性拒絶反応を抑制することができたと結論づけられています。

BTLAは自己免疫の制御に関与しており、今後も同種移植片寛容に3C10のような薬剤が重要な役割を果たす可能性が期待されています。

帝京大学医学部 移植免疫・腫瘍免疫研究室

夢と希望をもって誰でも(出身・経歴を問わず)斬新な研究ができるよう、この研究室の俗称を“どらえもんラボ”と名付けました。実験をしたい、そして新しいことを発見したいという夢がありながら、なかなかその場が見つからない、そのような方は是非“どらえもんラボ”にお立ち寄りください。そして、実験や討論を一緒にやりましょう。

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