今週のJC:Age of puppies at referral to veterinary cardiology specialists for murmur investigation

今週のJCは自分の仕事の分野である犬の心臓病に関してです。犬でも人間同様に先天性の心臓病があります、この論文は先天性心疾患の犬の診断が何ヶ月齢程度で実施されているか、その時間間隔を調べることを目的としています。自分が興味あったのは、どんな心疾患が多いかということだったのですが、日本では犬の先天性心疾患で多いのは動脈管開存なのですが、この論文では大動脈狭窄が1番多く、次に肺動脈狭窄が多かったです。動脈管開存は第3番手でした。日本との差は飼われている犬の種類が違うことが理由として挙げられ、日本では小型犬が多いですが、海外ではゴールデンレトリバーなどの大型犬が多いため、先天性心疾患の割合が変わっているものと考えられます。日本でも大型犬が増えるような未来があるのでしょうか、大型犬も比較的好きなので日本でも大型犬好きが増えると相談される病気も大きく変わってくるのかもしれません。

帝京大学医学部 移植免疫・腫瘍免疫研究室

夢と希望をもって誰でも(出身・経歴を問わず)斬新な研究ができるよう、この研究室の俗称を“どらえもんラボ”と名付けました。実験をしたい、そして新しいことを発見したいという夢がありながら、なかなかその場が見つからない、そのような方は是非“どらえもんラボ”にお立ち寄りください。そして、実験や討論を一緒にやりましょう。

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