今週のJC:Transdermal vaccination via 3D-printed microneedles induces potent humoral and cellular ・・・
Yahoo!ニュースの中に3Dプリンター技術を使用したワクチン接種に関する記事があり、どのようなものかと思い記事の元になった論文を調べていました。
この論文で用いたのは3Dプリンターを利用して作成したマイクロニードルです。10×10mmのパッチに100本の針がついており、そこにOVA antigenとadjuvantを塗ってマウスに接種しています。
マイクロニードルによる接種は他の接種と比べ、接種後30日後のIgGの増加やCD8陽性T細胞の機能亢進などが見られたとのことです。接種後200日後のIgG量も皮下注射と比べマイクロニードルを用いた接種の方が増加していたとのことです。
まだ動物実験の段階なので、実際に人に用いられるのには時間がかかると思いますが、より効果的なワクチン接種方法として実用化されることが期待されます。
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