今週のJC:Mucosal fungi promote gut barrier function and social behavior via Type 17 immunity

 今週のJCは免疫学の研究室らしく免疫の話題になります。腸内細菌だけでなく、腸内真菌の構成バランスが健康に非常に重要であるという内容です。腸内細菌叢についても一部の乳酸菌に免疫能力を高める機能があると言われていますが、腸内共生真菌も同様に免疫を高める効果が認められたようです。共生真菌はヘルパーT細胞によるIL22の産生を促し、腸の局所的バリア機能を高めるだけでなく、IL17に関連して神経系に作用しマウスの社会的行動を増加させる働きもあったようです。社交性を高めるカビ今後どのように利用されるのか興味が湧きます。


帝京大学医学部 移植免疫・腫瘍免疫研究室

夢と希望をもって誰でも(出身・経歴を問わず)斬新な研究ができるよう、この研究室の俗称を“どらえもんラボ”と名付けました。実験をしたい、そして新しいことを発見したいという夢がありながら、なかなかその場が見つからない、そのような方は是非“どらえもんラボ”にお立ち寄りください。そして、実験や討論を一緒にやりましょう。

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