今週のJC: 2021: research and medical trends in a post-pandemic world

今週のJCはNature Medicineから。2021年を迎えるにあたり、最新の研究トレンドに関して各分野の先生方のinterviewが集められています。私の分野では、Yale大学免疫学教授岩崎明子先生のコメントが勉強になりました(3. Leaps and bounds for immunologyの部分です)。内容としては、粘膜免疫の方が全身性免疫よりも病原体の侵入には有効であることが分かっているのに、いまだ非経口ワクチンへの取り組みが主であるのが...とのこと。確かにそうですね。腸管免疫や粘膜免疫は免疫の中でも特に重要な分野です。経口ワクチンがうまくいかない理由も多々あるのかもしれませんが、コロナに打ち勝てるようなワクチンがいち早く確立されることを祈るばかりです。

帝京大学医学部 移植免疫・腫瘍免疫研究室

夢と希望をもって誰でも(出身・経歴を問わず)斬新な研究ができるよう、この研究室の俗称を“どらえもんラボ”と名付けました。実験をしたい、そして新しいことを発見したいという夢がありながら、なかなかその場が見つからない、そのような方は是非“どらえもんラボ”にお立ち寄りください。そして、実験や討論を一緒にやりましょう。

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