今週のJC: Long-lasting SARS-CoV-2-specific T cell memories

コロナ感染症が徐々に徐々に落ち着き始め?ている今日この頃。Nature Reviews Immunology 2020年9月号に興味深いコメントがありました。「Longitudinal analyses in one patient showed in vivo priming and rapid expansion of SARS-CoV-2-specific CD8+ T cells, followed by a long contraction phase, with T cells but not antibodies still detectable 109 days post infection.」(おそらくコロナ感染症から回復した)患者1名の109日後の採血では、抗体は検出できなかったが、コロナウイルスに特異的に反応するCD8細胞(体内の弱った細胞やウイルスに侵された細胞を直接攻撃するT細胞)は検出できた、とのこと。コロナウイルスに立ち向かう中で、CD8細胞は1つの大きな武器なのかもしれません。

帝京大学医学部 移植免疫・腫瘍免疫研究室

夢と希望をもって誰でも(出身・経歴を問わず)斬新な研究ができるよう、この研究室の俗称を“どらえもんラボ”と名付けました。実験をしたい、そして新しいことを発見したいという夢がありながら、なかなかその場が見つからない、そのような方は是非“どらえもんラボ”にお立ち寄りください。そして、実験や討論を一緒にやりましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000